- イヤホンの「カナル型」と「インナーイヤー型」の違いは?
- どちらのイヤホンが自分に合うか分からない。
- イヤホンの選び方のポイントを知りたい。
イヤホンの種類には「カナル型」と「インナーイヤー型」がありますが、違いが分からずに製品を選べない方がいます。カナル型とインナーイヤー型の違いを知らずに選ぶと、自分の求めている使用感が得られず後悔が残ります。
この記事では、カナル型とインナーイヤー型の違いによるメリット・デメリットを解説します。イヤホン選びのポイントをまとめたので、この記事を読めば、ご自身の生活スタイルに合うイヤホンが分かります。
イヤホンは、自分と音の世界を繋ぐ大切な相棒です。カナル型イヤホンとインナーイヤー型イヤホンの違いを知って、早速自分の生活シーンに合ったイヤホンを選んでみましょう!
カナル型とインナーイヤー型の特徴
カナル型イヤホンとインナーイヤー型イヤホンは、形状と装着方法に大きな特徴があります。
カナル型|形状と装着方法
カナル型イヤホンは、先端にイヤーピース(耳栓)が装着されているのが特徴です。イヤーピースを取り付けた方を、耳の穴に直接差し込んで装着します。装着時に耳の穴を密閉するため、「密閉型」ともいいます。
インナーイヤー型|形状と装着方法
インナーイヤー型イヤホンにはイヤーピースが無いのが特徴です。イヤホンを耳の入り口(耳介)に引っ掛けて装着します。インナーイヤー型イヤホンのことを「開放型」ともいいます。
イヤーピースとは|
イヤホンの先端に取り付ける部品の名称。イヤーピースによってフィット感を調整できるため、遮音性・密閉性が高いのが特徴です。各メーカーから様々なイヤーピースが発売されているので、好みの装着性にカスタムできます。
ちっちイヤーピースの有無で、カナル型とインナーイヤー型を簡単に見分けることができますよ。
カナル型とインナーイヤー型の違い
カナル型とインナーイヤー型の違いは、以下の3つです。
- 装着感
- 遮音性
- 音質
装着感
カナル型イヤホンはイヤーピースを耳の奥に入れるため、外れにくい安心感と密閉感があります。一方、密閉感が高いことから、特有の閉塞感や圧迫感が苦手な方もいます。長時間の装着で痛みや疲れが出ることがあります。
インナーイヤー型イヤホンは耳を塞ぎきらないため、カナル型に比べて圧迫感が少ないです。インナーイヤー型は快適性と開放感に優れているため、長時間の使用でも耳への疲労感が少ない利点があります。しかし、インナーイヤー型は耳に引っ掛けて装着するため、ランニングや激しい運動をすると外れてしまう場合があります。



装着感は快適性に直結!インナーイヤー型の方が耳への負担が少なく、長時間でも快適に使用できます。
遮音性
カナル型イヤホンは、耳栓のように耳穴を密閉して装着するため、遮音性が高いです。外部の騒音をカットするだけでなく、イヤホンから外への音漏れも少なくなります。音楽に集中したい場合には、遮音性が高いカナル型イヤホンの使用が向いています。
インナーイヤー型イヤホンは耳を完全には塞がない構造のため、カナル型に比べると遮音性は低くなります。外部の音を完全にカットしないため、周囲の音を聞き取れます。周りの状況も把握しつつ、音楽を楽しみたい場合は、インナーイヤー型イヤホンが最適です。
音質
カナル型イヤホンは、特に低音域の再現に優れています。カナル型の密閉構造によって、低音の迫力を逃さず鼓膜へ届けられるためです。また、遮音性の高さによって、ダイナミックな演奏から繊細な演奏まで聞き取ることも可能です。カナル型は音を鮮明に感じやすい一方で、音響空間を狭く感じやすい特徴があります。
インナーイヤー型は音がこもらない構造のため、空間的な音の広がりを感じられます。低音のダイナミックさはカナル型に劣るものの、中音域から高音域にかけて音の広がりを感じられるので、臨場感や開放感を楽しめます。
| カナル型 | インナーイヤー型 | |
|---|---|---|
| 装着性 | 閉塞感がある | 圧迫感が少ない |
| 遮音性 | 高い | 低い |
| 音質 | 細部まで聞き取れる | 音の広がりを楽しめる |



音楽への没入感は、カナル型が勝ります。しかし、インナーイヤー型が向いている音楽や使用シーンもあります。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう!
カナル型イヤホンのメリット・デメリット
カナル型イヤホンの特徴を踏まえて、メリットとデメリットを次にまとめます。


カナル型イヤホンのメリット
カナル型イヤホンのメリットはこちらです。
- 外部の音を遮断して音楽に集中できる
- 音漏れにしにくい
- 低音の良さを追求できる
- 音を細部まで楽しめる
- 好みの装着感と音質にカスタマイズできる
- 音量を上げ過ぎないため、聴力を保護できる
- 動いても外れにくい
カナル型イヤホンは遮音性が高いため、周囲の音を気にせず集中して音楽を楽しめる「没入感」は最大のメリットです。小さい音量でも鮮明に音を捉えられるため、必要以上に音量を上げずに済むことで聴力を守れます。遮音性に加えて音量も上げ過ぎないため、音漏れもしにくいです。
カナル型は低音の再現性に優れていますが、高温やボーカルの細かな表現も聞きとりやすいです。さらに、イヤーピースを付け替えることで、より自分に合った装着感と音質を追求することができるメリットがあります。
カナル型イヤホンのデメリット
カナル型イヤホンのデメリットはこちらです。
- 装着時に圧迫感がある
- 耳が痛くなりやすい
- 長時間使うと耳が疲れる
- 周りの音が聞こえにくい
- 耳垢がついて不衛生
- 耳の中が蒸れやすい
カナル型イヤホンは耳の穴に直接差し込んで装着するため、圧迫感があったり耳が痛くなりやすかったりします。
周りの音が聞こえにくいため、外出時は車の接近に気づかないなど交通事故になりかねません。
耳の中が蒸れたり、耳垢がついたりするため不衛生になりやすいデメリットがあります。イヤーピースが汚いと外耳炎などにかかる場合もあるので、常に清潔な状態をキープする必要があります。
インナーイヤー型イヤホンのメリット・デメリット
インナーイヤー型イヤホンの特徴から、メリットとデメリットを次にまとめます。


インナーイヤー型イヤホンのメリット
インナーイヤー型イヤホンのメリットはこちらです。
- 音の広がりを楽しめる
- 周囲の音も聞き取れる
- 装着時の圧迫感が少ない
- 長時間使っても耳が痛くなりにくい
- 耳垢がつきにくく衛生的
インナーイヤー型は開放型の構造のため、コンサート会場やホールで演奏を聴くような音の広がりを感じられる魅力があります。音楽を聴きながら周囲の音も聞き取れるため、危険に気付けたり、誰かに話しかけられてもすぐに反応できるメリットがあります。
インナーイヤー型は耳に引っ掛けて装着するため、長時間使用しても耳が痛くなりにくく、圧迫感も少ないです。
インナーイヤー型イヤホンのデメリット
インナーイヤー型イヤホンのデメリットはこちらです。
- 周囲の音が入りやすい
- 音量を上げると音漏れしやすい
- 音質(特に低音)はカナル型に比べると劣る
- 動くと外れやすい
インナーイヤー型イヤホンは周りの音が入りやすいため、外の雑音が気になる場合があります。
インナーイヤー型イヤホンの構造上、隙間から音漏れしやすい難点もあります。周りに人がいる場合や公共の場所では、音量を上げ過ぎないよう注意が必要です。
固定されていないので耳の形によっては外れやすいことがあります。
【イヤホンの選び方】向いている音楽のジャンル・使用シーン
カナル型イヤホンとインナーイヤー型イヤホン、それぞれに適した音楽ジャンルと使用シーンを以下にまとめます。
向いている音楽のジャンル
カナル型が向いている音楽のジャンル
| ロック | 迫力、低音の再現性が高い |
| ヒップホップ | |
| EDM | |
| クラシック | 楽器ごとの繊細な音を捉えられる |
| ジャズ |
ロックやヒップホップ、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)といった迫力ある音楽を聴きたい場合、低音の再現性が高いカナル型イヤホンが最適です。
カナル型イヤホンは遮音性が高く、広い音域を漏らさず捉えることができるため、クラシックジャズなどの繊細な楽器の音を楽しみたい方にも適しています。
インナーイヤー型が向いている音楽のジャンル
| ボーカル中心、会話 | 開放的な音を楽しむ |
| ポップス | |
| アコースティック | |
| オーケストラ | 音の広がりや臨場感、高音の抜け感を感じる |
| ライブ音源 |
インナーイヤー型は開放的な音が特徴なので、ボーカル重視の曲やポップス、アコースティック系の音楽を聴く場合に向いています。ラジオやポッドキャスト、語学学習の視聴にも使いやすいです。
オーケストラ演奏やライブ音源を聴く場合、音の臨場感や高音の抜けを感じられるのはインナーイヤー型の最大の魅力です。
向いている使用シーン
カナル型が向いている使用シーン
- 通勤・通学の電車内
- 外出先での勉強や作業
- スポーツジム
カナル型イヤホンは、騒音を遮断して音に集中したい場面に向いています。外出先でのリスニング学習の場合、カナル型イヤホンは外部の音をシャットアウトするため作業に集中できます。小さい音量でもしっかり聞き取ることができて、音漏れの心配も少ないです。
インナーイヤー型が向いている使用シーン
- テレワーク
- 家事・育児中のながら聴き
- ウォーキング・ジョギング
インナーイヤー型イヤホンは、周囲の音を遮断したくない場面に向いています。周囲の音を把握しやすいため、家事・育児中や、野外での運動の際はインナーイヤー型がおすすめです。



お家でのリラックスタイムには、周りの状況を把握したいとき、完全に没入したいとき、それぞれの場面に合わせてイヤホンを使い分けるのも良いですね♪
【厳選】おすすめのカナル型イヤホン3選
おすすめのカナル型イヤホンを3つ厳選して紹介します。
- パナソニック Technics EAH-AZ100
- オーディオテクニカ ATH-CKS50TW2
- AVIOT TE-W1-PNK(ピヤホン8)
パナソニック Technics EAH-AZ100|全音域を高音質で聴ける万能型


Technics EAH-AZ100
音質にこだわりたいならTechnicsのフラッグシップモデルがおすすめです。独自の「コンチャフィット形状」により、長時間つけていても痛くなりにくい設計が魅力。有線イヤホンに匹敵する解像度の高さと、自然で広がり感のある音作りは、音楽ファンの期待を裏切りません。
オーディオテクニカ ATH-CKS50TW2|圧巻の重低音


オーディオテクニカ ATH-CKS50TW2
「SOLID BASS」シリーズの名に恥じない、腹に響くような圧巻の重低音が特徴です。単体で長時間再生が可能なスタミナバッテリーも健在。重低音重視といっても単にうるさいだけでなく、キレのあるサウンドでロックやヒップホップを気持ちよく鳴らしてくれます。
AVIOT TE-W1-PNK(ピヤホン8)|ロックはコレで決まり!ピエール中野監修


AVIOT TE-W1-PNK(ピヤホン8)
通称「ピヤホン」の最新作。ドラマーのピエール中野氏が監修したチューニングは、ドラムのキックやベースラインがクリアに聞こえ、ライブ会場にいるような臨場感を味わえます。ロックバンド好きなら、一度聴くと他のイヤホンには戻れないかもしれません。
【厳選】おすすめのインナーイヤー型イヤホン3選
おすすめのインナーイヤー型イヤホンを3つ紹介します。
- Apple AirPods 4
- Anker Soundcore K20i
- Soundpeats Air5 Lite
|日常使いに最適


Apple AirPods 4
Apple AirPods 4 【アクティブノイズ キャンセリング搭載】
インナーイヤー型でありながら、実用的なノイズキャンセリング機能を搭載した革命的モデルです。「耳を塞ぎたくないけれど、電車の音は消したい」という矛盾する願いを叶えてくれます。装着感の軽さはそのままに、静寂も手に入る唯一無二の選択肢です。Apple AirPods 4は、アクティブノイズ キャンセリング搭載モデルと、非搭載モデルがあります。
Anker Soundcore K20i|低音良し・コスパ良し


Anker Soundcore K20i
初めてのインナーイヤー型として最適な、高コスパモデルです。軽量設計で耳への負担が少なく、バッテリー持ちも優秀。Anker独自のBassUp技術により、スカスカになりがちなインナーイヤー型の低音をしっかり補強してくれます。
Soundpeats Air5 Lite|低コスト・多機能


Soundpeats Air5 Lite
手頃な価格ながら、ハイレゾ音源の再生(LDAC)に対応した高音質モデルです。大口径ドライバーを搭載し、クリアで伸びやかなボーカルを楽しめます。「安くても音には妥協したくない」というワガママに応えてくれる一台です。
自分の好みや使用シーンに合ったイヤホンを選ぼう!


カナル型イヤホンとインナーイヤー型イヤホンは、形状だけでなく「装着感」「遮音性」「音質」に違う特徴があります。
どちらが良い・悪いではなく、「今の自分にピッタリなのはどっちかな?」という視点でイヤホンを選んでみてください。
イヤホンは、自分と音の世界を繋ぐ、大切な相棒です。ぜひ自分の好みや目的に合ったイヤホンを選んでくださいね。

